税務調査を無視して逃げ切ることはできるのか?

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永江 将典

公認会計士・税理士
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ある日突然、税務署から
税務調査の連絡が来てしまった。

「自分は逮捕されてしまうのか?」
「身内にバレてしまうか?」
「よく分からないのでこのまま無視してよいか?」

このように税務調査は多くの事業者や個人にとって
少し不安や緊張を感じるものかもしれません。

できれば目を避けたいようなものなのかも知れません。

では仮に税務調査を無視し続けた場合には
どうなるのでしょうか?わかりやすく解説していきます。

税務署からの連絡

基本的に税務署から連絡が来る人は
確定申告を出している人です。

稀に確定申告を出していない人で
税務署から連絡が来るケースもありますが
一般的には確定申告を出している方に連絡が入ります。

連絡の方法は主に以下の2つです。

電話連絡

確定申告を出した際に書かれている電話番号に連絡が入ります。
主に自宅や携帯電話の番号ですね。

文書連絡

連絡先の電話番号が分からない場合等には
税務署から手紙のようなかたちで調査の連絡が届きます。

連絡の目的

さて、税務署から税務調査の連絡が来た際に
無視をし続けると一体どうなってしまうのでしょうか?

まずは税務署からの連絡の目的から順を追って大まかに説明していきます。

来署依頼

申告書の簡易な計算誤りや年末調整の誤りなどがあった場合
「ちょっと税務署に来て」と連絡が入ることもあります。

税務調査

税務署で行われる税務調査は、ほぼ事前に連絡があります。
※極稀に事前連絡がなく「今から税務調査始めます。」というケースもあります。
税調調査は任意の調査ではありますが、拒否することはできません。

また、国税局の強制調査(査察)は令状を持って家宅捜査をする調査です。
これはもう脱税犯だということで令状を持って強制調査をしているものであり
任意調査と言われているだけで、調査を受けることは任意ではありません。
つまり拒否をすることはできません。

では、そんな中無視をし続けているとどうなるのでしょうか?

電話や文書を無視すると

基本的には無視をしても無駄です。

物理的にはその場で電話に出ない、手紙を見ない
といったような無視をすることはできるかもしれません。

そして一時的には、税務署からの連絡が途絶えることがあるかもしれませんが
結果的には調査される年分が伸びるだけとなってしまう場合はほとんです。

無視を続けて税務署から連絡が来なくなった場合
数年後にまた突然連絡が来るなんてこともあります。

その時は年数を遡った税務調査となり
修正や不正が発覚した場合にはペナルティを受ける可能性もできます。

税務調査を無視した結果

税務調査を無視し続けることは
税務署側からしてみると、調査に非協力的だと認識され
何か隠しているのではないか?と怪しまれたり
場合によっては強制的に調査に入る対象として判断されるケースもあります。

強制調査の開始

税務署からの電話、手紙などの連絡に対して
幾度となく無視をしていると税務署側の判断で税務調査を開始する場合があります。
税務署はある程度下調べをした上で
事業所や個人へ連絡をいることがほとんです。

税務署が把握している情報から取引先や、保険会社など
あらゆる方法で調査が行われます。

そして最終的には、更生決定通知書が送付され、追徴されることとなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
税務調査の連絡をその場で物理的に無視することはできても
逃げ切ることはほぼ不可能です。

また調査に非協力的な場合には
税務署からより怪しまれたり、実際に不正などが発覚した場合には
通常よりも重いペナルティを課される可能性もあります。

このように税務調査を無視しても逃げ切ることは
ほぼ不可能であるのと同時にリスクだけが大きくなる場合がほとんどです。

無視を続けていて良いことはないです。

税務調査の連絡が来てしまった方は
税務調査対策に強い税理士に相談しましょう。

また普段から正しい税の知識を身に着ける
顧問税理士に相談するなどして
しっかりとした確定申告書を提出するようにしましょう。

永江 将典

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