リサイクルショップ・買取店・質屋の税務調査のポイント

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永江 将典

公認会計士・税理士
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こんにちは。リサイクルショップ・買取販売店・質屋の税務調査に詳しい税理士事務所です。

リサイクルショップ・買取販売店・質屋に税務調査が入った場合、
どのようなことがポイントになるか紹介したいと思います。

リサイクルショップ・買取販売店・質屋の一番の特徴は(税務調査に関して)
現金売上・現金仕入の割合がとても高い!!

ということです。
ですので、売上を除外して利益を少なくしたり、
仕入を水増しして、利益を少なくしたりして脱税をすることが
簡単にできてしまいます。

だから、税務調査で調査官が来た際も、
売上と仕入に関しては特に重点的にチェックしていきます。

例えば・・・現金売上ですので、
ある売れた商品についてレジを打たずに販売して、
その代金を銀行にも預けずプライベートで使ってしまったとします。

さらに、その商品の仕入に関しても、
現金で購入していれば合わせて経理資料上(領収書も含め)抹殺してしまえば
帳簿・領収書から売上・仕入の除外を把握する術はなくなります。

仕入に商品 ○×▲ 1000円 と書かれていて、売上にも在庫にも ○×▲
についての記述がなければ、売上の除外の可能性がありますよね。

でも、この両方を抜いてしまえば・・・。事実は闇の中です。

このようにリサイクルショップ・買取販売店・質屋の取引は調査官からすると、胡散臭さ大爆発です。
だから、普段から調査官が見ても、このリサイクルショップ・買取販売店・質屋はちゃんと確定申告
しているな、と思われる書類を作成し、残していくことが税務調査で追加で
税金を取られることを防ぐことができます。

まず、売上については必ずレジで打ちましょう。
そして、レジレシートは必ず残しておきましょう。

次に、現金出納帳を必ずつけ、毎日の実際の現金残高と合わせましょう。

また仕入に関しても、現金仕入ですから、
現金で払ったことにして、架空の領収書を発行しまくれば、
いくらでも売上原価を増やすことができますよね。

でも、これ。バレます。
例えば、日々の売上による入金と現金からの出金。
この範囲内でしか仕入れることってできないはずですよね。
しかし、この金額を超える仕入を行っていれば、
その仕入資金はどこから出てきたの?

という話になります。
貯金を使ったといえば、その貯金はどうやって貯めたの?と突っ込まれ、
親に借りたといえば、贈与税だ!と言われかねません。

安易な脱税は、税務調査の調査官もその道のプロですので、ほぼバレます。
現金商売だからといって、油断しないでくださいね。

以上、リサイクルショップ・買取販売店・質屋の税理士事務所がお届けしました。

永江 将典

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