ケーキ屋の税務調査のポイント
こんにちは。ケーキ屋さんの税務調査に強い税理士事務所です。
今日は、ケーキ屋さんに税務調査に入った際、問題となりやすい
点を紹介したいと思います。
ケーキ屋さんの税務調査
ケーキ屋さんに税務調査が入ると、
必ずチェックされるものがあります。
それは、
売上が少なく確定申告されているのではないか?
という点です。
といっても、
「ここの店は、売上を少なく申告していませんか?」
なんていう馬鹿な質問はしてきません。
そんなの、してません!という回答が返ってくるだけです。
例えば、こんな風に外堀を埋められていきます。
そもそもケーキ屋さんの売上が税務調査で疑われるのは、
現金商売だからです。
ケーキを買ってくれたお客様から販売代金を現金で
受け取ることが多いと思います。
現金で受け取って、そのまま社長がポッケにいれてしまえば、
その売上は確定申告に含まれることなく、闇に消えていきます。
税務調査には、いくつかきやすタイミングがあります。
その一つとして、家を建てたり、高級車を買ったりしたタイミングがあります。
家を建てると法務局に登記しますよね。
で、この家を建てたという登記情報は税務署に報告されます。
結果、税務署はあなたが家を建てたことを知り、
あなたは家を建てるくらいお金がある = 確定申告も儲かっているハズだ!
とおもって、あなたの確定申告書をチェックします。
家を建てたのに、毎年の確定申告が赤字だったりしたら、明らかにおかしいですよね。
赤字じゃないにしても、利益が生活できるギリギリの利益(例えば、年間300万円)
だったら、明らかに売上を少なく申告していそうですよね。
また、この他にケーキの材料代は、
材料メーカーから仕入れて、仕入代金は銀行口座から振り込むことが多いと思います。
売上は証拠をつかみにくいですが、
材料の仕入代金は通帳や請求書を見れば簡単に証拠を押さえることができます。
ケーキ屋さんは、あたなのお店以外にもたくさんありますよね。
そして、みんな確定申告しています。
だから、税務署はケーキ屋さんが平均してどのくらいの原価率でケーキを作っているか
しっています。
例えば、あなたの確定申告が↓↓↓こんな感じだったとします。
売上 1000万円
売上原価 500万円 ⇒ 原価率50%
経費 300万円
利益 200万円 ⇒ 生活してくギリギリの利益。家は建てられない。
そして、ケーキ屋さんの原価率の平均が30%だったとします。
あなたのお店の原価率は同業他社にくらべて20%も高いことになります。
そこで、税務署はひょっとすると↓↓↓こんな感じじゃないか?と疑います。
売上 1666万円 ⇒ 666万円売上をごまかしている(500÷0.3)
売上原価 500万円 ⇒ ここは、銀行振込だから正しい
経費 300万円
利益 866万円 ⇒ 毎年400万円ためて、家を建てたんじゃないか?
このような同業と比較して税金の予測をすることを推計課税といいます。
といっても、これだけではまだ証拠が不十分なため、
実際にお店に客のフリをして買い物に行き、お店の状況や
レジをちゃんと打っているか?自分がかった領収書は売上に含まれているか
チェックして売上除外を発見しようとしてきます。
もちろん、ちゃんと申告していれば全く問題ありませんので、
堂々と説明すればOKですよ。
以上、ケーキ屋さんの税務調査に詳しい税理士事務所でした。